OM-D E-M1 MarkⅡ 三脚ネジ穴の位置に不満
三脚はカメラをしっかり固定させ、またカメラはしっかり固定できるように対応した装置でなくてはいけません。 スナップ派の人には関心が無いかもしれませんが、私は数秒、数分、数時間と三脚で撮影する事が多く、 三脚ネジ穴の位置に不満を感じました。 ![]() E-M1 MarkⅡにオリンパス12~100mmのレンズを装着し、望遠側に一杯伸ばした状態です。 レンズが重そうです、三脚ネジ穴の位置に疑問を感じませんか? 横位置撮影の場合、①は三脚ネジ穴を支点として、カメラとレンズの重い重量を雲台で支える部分です。 ②は、三脚ネジ穴を支点として、カメラとレンズの重い重量を雲台から離そうとする力が働きます。 ![]() 上記写真は、大型カメラ用のホースマン・ディスクロック雲台(幅64mm)に、オリンパス12~100mmと同じ重さの キャノン関係のレンズを取付けています。 三脚ネジのナットをしっかり締付けているにも関わらず、上記①部分が少ないので大変不安定である。 構造的に②の部分が僅かに浮いると思い、薄い紙を入れてみると、なんと予想通り紙が入った、ん~? さらに、レンズフードを取付け、フイルターを重ねたりすると、より重くなる、夜露防止ヒーターなどレンズに 巻き付けると、②の部分がもっと浮いた状態になり、ますます安定が悪くなり、これでは三脚を使用した 撮影なんて安心して出来ません、当然の事ながら縦位置の撮影も、まず無理ですね。 隙間があってはならないカメラの底部分に、紙が入るなんてありえない、 結論として、ネジ穴の位置に問題があるのではないでしょうか。 力学的に考えてもカメラをしっかり安定して固定させる為には、ネジ穴の位置は①の範囲を広く確保する為 ②のカメラ中心部当たりの位置にあるべきではなかろうか? 素晴らしいカメラなのに残念です・・・ SONYの最高級機α9や、Canon EOS Rほか、他のメーカーにも何故か、ネジ穴位置が中心よりレンズ側付近に あるミラーレス機が多いです、何のメリットがあるのでしょうか?理解できない ![]() 透明板の幅は100mmです、大きめの雲台でも一般的には、こんなに大きな雲台はありません。 例え、あっても重量を支える部分①の面積(斜線部分)が少ないので安定が悪いです。 上部のバッテリーカバーまで覆える様な、幅の広いジッツオの平型雲台にでも載せれば別ですが・・・ ![]() 上記の写真のアクリル板は、説明のために取付けています。 ベルボンのクイックシューは、多くの人が使用しています。 幅が80mmなので、上記同様に荷重を支える①の面積が少ないので安定しません。 ![]() ![]() 上記の写真のアクリル板は、説明の為に取付けています。 長さ100mmのアルカスイス互換のクイックリリースプレートを左右に移動し、バッテリーカバー部分まで被せると 斜線部分で重量を幅広く受け止めてくれるので、縦位置の撮影でも比較的に安定しますが、課題が残ります。 安定は良くなるも、困った事にミラーレス機はモニターを見る機会が多く、バッテリーの消費がとても早いです。 度々、クイックシューを緩め移動させないとバッテリー交換できないので、大変面倒である。 キャノン望遠レンズ関係のブレ止め装置を作る際、アルカスイス互換の長いプレートを使用している関係で 現在はプレートやクランプをアルカスイス規格で統一しています。 受け部分のクランプは安くて丈夫な[MENGS] CL-120 クイックリリースクランプを数個使用していますが、 時々不良品を送ってきます。 ![]() 上記プレートは、ネットで見つけました。 アルカスイス規格 OM-D EM-1 MarkⅡ專用プレートで、カメラに合わせて作っているのでバッテリー交換も そのまま出来るし、荷重を支える面積が広いので縦位置や横位置でも安定しそうです。 底部の保護にもなり、クランプを使用しているので出番は少ないが、三脚ネジ穴の位置が中央に設けてあり、 クランプを使用していなくても雲台に直接取付てできるので優れものです。 便利なので購入したいが、15.000円弱と高価です。 三脚ネジ穴の位置が悪い為に、なんでこんなものを購入しなければいけないの? でも欲しい、購入できたら改めてレポートします。 2019,1,19 参考までに、ネジ穴の位置①と②にあるミラーレスカメラの機種を整理してみました。
関心のある人は、店舗で確認して見てください。 |